◆函館本線 838レ
▼最初に
今回選んだ838レのスジは時刻表によると18:05に岩見沢を発ち小樽に19:48に到着するもの。
50系客車を8輌連ねていることから、札幌近郊の帰宅ラッシュに対応する所謂「輸送力列車」だったのでしょう。
編成メモに日付は有りませんでしたが、前後の記載から1986年1月7日から3月7日の間のいずれかの日の編成と確認できました。
50系51形客車は、ローカル線の輸送改善のために各地に配置された50系客車の酷寒地(北海道)向けヴァージョンとして製造されました。
Nゲージではマイクロエースによって模型化されるまでは模型化に恵まれませんでした。
かつて私はこの編成を旧トミー製50系客車から改造しようと考え、種車と銘わぁくす製コンバージョンキットを8輌分入手し改造を開始しましたが、技量と根気が伴わなかったため完成することが出来ず処分しました。
今回の着手から一年余かかりましたが、なんとか形にすることが出来て満足しています。
小樽⇔岩見沢
オハフ51 53 オハ51 22 オハ51 48 オハフ51 46 オハフ51 50 オハ51 47 オハ51 53 オハフ51 48
札サウ 札イワ 札サウ 札サウ 札サウ 札サウ 札サウ 札サウ








▼全車共通工作
10-1306 50系51形客車 5両基本セットに5245 オハ51を2輌と5246 オハフ51を1輌加えての8輌が今回の種車です。
当初は屋根及びベンチレーターをグレードアップパーツに交換して終わらせることを考えていました。
その後、50系用の伸縮カプラーを入手するに至って気が変わり、手すりの別体化のみをオミットしてそれ以外は他車に準じたウェザリング等の加工を施すことにしました。
以下、共通の工作及び材料等を記します。
  1. 屋根及びベンチレーターをKATO【11-551】50系客車グレードアップパーツに交換の上、GSIクレオス 13 ニュートラルグレーで塗装。
  2. 台車及び床下をガイアノーツ 012 フラットブラックで塗装。
  3. 室内は座席をタミヤアクリル XF-8 フラットブルーで筆塗り。
  4. 幌はSF287 Mr.プライマーサーフェイサー1000を吹き付け後GSIクレオス GX1 クールホワイトを吹き付け。乾燥後、幌下部中央を1.4mmマスキングしてGSIクレオス 332 ライトエアクラフトグレーで塗装。
  5. 台車及び床下をガイアノーツ 012 フラットブラックで塗装。
  6. 室内灯はKATO 白色室内灯の発光部中央にタミヤアクリル XF-2 フラットホワイトを筆塗り。(peld_yさんのアイデアを拝借してます。)
  7. 連結器は編成両端を除きKATO【28-234】50系客車用伸縮カプラーセットを取り付け。
  8. 車番、標記及びサボはレボリューションファクトリー製品を貼付。
  9. 「乗務員室」標記はトレジャータウン TTL019A を貼付。
  10. オハフエンド側幌右上に鳳車輛製造 001 架線注意札ステッカーを貼付。
  11. インレタ及びステッカー貼付後GSIクレオス水性ホビーカラー H110 半光沢クリアーを吹き付け。
  12. 屋根及びベンチレーターはタミヤエナメルを混色した物を軽く吹き付け。
  13. 台車及び床下はハンブロール 062 Matt Leatherを軽く吹き付け。
  14. 屋根・ベンチレーター及び台車・床下をウェザリング後、GSIクレオス水性ホビーカラー H20 つや消しクリアーを吹き付け。

▼オハフ51 53,48
共通工作との相違点は以下の通りです。
  1. 機関車連結側のカプラーをTOMIX【0373】密自連形TNカプラーを銀河モデル 3D-023 TNアダプターを介して取り付け。
  2. KATO【Z05-1787】スハネフ14ジャンパ栓パーツから一部を切除しジャンパ栓受・納めを接着。
  3. ブレーキホースはTOMIX【PZ-001】ブレーキホースをドライヤーで曲げ、0.5mmの穴を開けたプラ材を介して床下に接着。コックはタミヤエナメル XF-2 フラットホワイトを筆塗り。
なお上記2・3の接着にあたってはセメダイン PPXを用いています。
















▼オハ51 22,48,47,53・オハフ51 46,50















事実の誤認、誤字、脱字等がありましたらお知らせ下さい。
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