◆クモハ12 061【グリーンマックス:クモハ11、12キット改】 其の1
クハ20の相方として製作したもの。
元々余剰パーツの処理のために作り始めたのですが、結局側板に大きな傷をつけてしまい泣く泣くクモハ12キットを購入。
まさに本末転倒に。







▼車体
側板はクモハ12より、パンタ側前面はクモル24から、反対側前面はクモル24と伊豆箱根鉄道のそれの組み合わせ。
クモル24の前面で統一したかったのですが、配管のモールドを削るよりは綺麗にできると考え実行しました。
伊豆箱根鉄道の前面から窓周りを切り抜き、クモル24のそれを切り取ってはめ込みました。
またプラ板から切り出した、ステップとタヴァサの運行表示窓(?)を取り付けました。
写真は、ボディ組立後にマッハのシールプライマー【Mrカラー薄め液で薄めたもの】を塗った状態。
シールプライマーとプラスチックの相性が悪く、剥がれ易いという記事もどこかで読んだような気もするので、
これをやる場合はプラ板等で、試されてからの方が良いと思います。
ちなみに、コレは今のところ大丈夫です。
下の画像はボディ約95%完成の状態。
クハ20と同様塗装はGMカラーにて行い、クリーム4号、朱色4号、屋根のスエード調塗料グレーの順で塗装。
やはりクハ20と多少色調の違いが出てしまいましたが、気にしない事にしました。
Hゴムにはタミヤのエナメルの白を差しました。







▼屋根、屋上機器
パンタグラフはTOMIXの0224PS13を奢りましたが、付属のランボードは製作途中に壊れたため、銀河のそれ(N-037)を充ててあります。
パンタグラフ取付用の穴の開孔には非常に苦労し、2回ほど開けなおしました。
ベンチレーターは、これもトミー製(PB-100)で、タヴァサのベンチレーター台座(PN-480T)を挟んで接着しました。
ヘッドライトは、銀河の250W用(N-012)。信号炎管も同社製品(N-010)。
避雷器も同社製品ですが、取り付け前に固定用の足をハンダ付けし、固定しやすいように加工。屋根に固定後配線を施しました。
ステップに関しては、製品付属のものを取り付けましたが、あまりにゴツイので大き目の平やすりで薄くしました。
塗装前は非常によい感じだったのですが、今はそれに失敗したために見る影もありません。
パンタに多少色差ししましたが、面倒がってプライマーを塗らなかったたためにまたこれも剥がれ落ちることに。
ウェザリングはパステルで行っています。
▼動力台車
隙間が気になるのでタヴァサのPN-451排障器を取り付けました。
説明書ではカプラーポケットのバネが入っていた部分にはめ込むと言う指示ですが、TNカプラー用ポケットに干渉する為に台車は逆につけるのでその方法は取れません。
その解決方法として、排障器の下に0.6mm径の真鍮線をハンダ付けして取り付け足とし、動力台車に同径で開穿して瞬間接着剤にて取り付けると言う方法をとりました。
これでしっかりと接着されました。これはカプラーの加工でも使いました。
金属製の台車フレームは通電部をマスキングした上で、塗装してあります。車輪の輪心も同様です。





















▼TNカプラー
下回りで最も苦労した部分。
自作のカプラーポケットも検討し、プラ製、木製、真鍮製を各種検討しましたが、強度、外観の面で満足するものが出来ず結局タヴァサのTNカプラー用ポケットの使用に決定しました。
しかし、カプラーポケットを動力台車に干渉しない位置に取り付けようとするとカプラーが飛び出てしまいます。(中段の写真参照)
ポケットの加工は無理となるとカプラーを短縮せざるを得ず、思い切って実行しました。
若干短縮する事が出来ました。下段の画像がそれです。効果の程がおわかりいただけますでしょうか。
▼調整
・走行時、ノッキングが激しいため、動力台車枠とプラ製のギヤを交換。走行性を改善。
・ボディにタヴァサ製の乗務員用ステップ(PN-453)とクレーンフック(PN-456)を瞬間接着剤にて取り付け。動力ユニットの床板もその部分を切り欠いて干渉しないように加工。
・片方の動力台車に、銀河製の旧製品の速度計と同ケーブルを取り付け。固着後、タミヤアクリルカラーのフラットホワイトにて塗装。
・両妻面のテールライトレンズに、タミヤアクリルのレッドを筆で色差し。
・両妻面の運転席側にタヴァサ製のPN-446ワイパーを無塗装にて取り付け。




























▼総括
遠くから見るとまあまあ(自画自賛)ですが、近づいて見ると粗が目立ちます。
塗料のはみ出し、妻面と側板の隙間。次作ではもっといいものを作りたいです。
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