◆黒森駅セクション【駅舎・手洗所編】
◇駅舎外壁
2代目セクションでは待合室としてGMの詰所を短縮したものを使用しましたが、今回3代目の駅舎のイメージに合致するものが既製品の流用・改造はは断念し自作することにしました。
壁面の材料は、エバーグリーンのラップサイディング58EG4041と1ミリ厚のプラ板。
右下の壁面部品のグレーの扉2種はGMのキットから切り出したものです。
それぞれ左側はクモル23050の荷物室の裏の扉、右側ものは踏切キットに含まれる小屋の扉です。
◇駅舎内壁
夜景を楽しみたいので、建物には証明を入れることにしました。
光が透けるのを避けるために、白く塗装したアルミホイルを両面テープで貼り付けてあります。
2代目セクション製作時は待合室が組みあがってから、アルミホイルを筆で塗装したので仕上がりが汚らしくなってしまいました。
経験は重要ですね。
◇窓枠完成後
写真の左側の部品2点は駅舎の妻面となるもの。その窓の縦桟は、プラストラクトのHRS-4のジャンク品から切り出したもの。
横桟はエバーグリーンの58EG101(t:0.25・w:0.75の平棒)を使用。
右側の上の部品は駅舎の平面のホーム側となるもの。4連の窓はGMの73系の3段窓。
右側下の部品はその反対側、つまり道路側となるもの。左側の3段窓はこれもGMの73系。ほぼ中央部に位置する窓の桟は、GMの詰所キットの窓から切り出したものを接着してあります。
こういうことがあるので、ジャンク箱が重要なんです。と、ここで言ったところで家人に判るはずも無く…。
◇手洗所
駅舎内に無い手洗所を作る事にしました。
当初はGMの便所キットを短縮する事も考えましたが、適当な切断位置が無いのでこれも自作に踏み切る事にしました。
流用パーツは「トイレと物置」キットからは目隠し板・臭突・汲取口、「キュービクル・継電箱・ATS地上子」からはキュービクルの片側の扉を使いました。
向って右側の開口部は男子用、左側は男女兼用という設定です。なお、右側にはGMのトイレから切り取った朝顔形便器とプラ板による洗面台を設置していますが、この写真では見えませんね。
新芝浦駅の手洗所を参考にしています。
◇素材・塗装
土台と本体はt0.5のプラ板を主として使用。本体はプラ用に処理した日光の「灰色9号」、土台と汲取口はミスタカラーの「ダークグレー」。
屋根はエコーモデルの波板をGMカラーの国鉄緑2号で塗装したものを乗せています。
扉は前述のとおりキュービクルから拝借したのですが、高さが足りないので2ミリ嵩上げしています。
扉と臭突は最初シルバーで塗装。しかし、色合いが暗いので家にあったMrカラー213の「ステンレス」で塗装しなおしました。
臭突の先端はGMカラーの「小田急ブルー」を筆塗り。
目隠し板は上端部を同様にプラ用に処理した日光の「灰色9号」で塗った以外はタミヤアクリルXF-68「NATOブラウン」で塗装。
駅舎の屋根は最初自作を検討していました。
GMの屋根瓦の短縮やアルミ箔によるコピー等、様々な方法を試しては見ましたが、納得できるものが出来ませんでした。
結局GM大山店で購入した「商店」・「住宅」キット共通の屋根のパーツを一部切欠くと丁度良い感じで納まるので採用。
手洗所の屋根と同じくGMの国鉄緑2号で塗装。